敬老の日

29. フクヲのその後

今日はホームで敬老の日のお祝いがあったので、行って来ました。
先に伯父(隆文=フクヲ長男)と母(優子=フクヲ長女)が来ていました。
祖父フクヲはスタッフや伯父の介助で車椅子に乗り、お祝いの席に着きました。
祖母久子も一緒です。
祖父はやはり食欲がなく、ご馳走にはほとんど手を着けませんでしたが、大好きなお酒はペロッと一杯飲み干していました。
体調が良くないので、会話も少なく、表情も冴えませんでしたが、スタッフの人が、入所中のお年寄り方(1年前と変わらないメンバー)の紹介をしている最中、祖父の番になって、若い頃勤めていた炭砿の話や、満州の話になった時、短い時間でしたが、祖父の顔に満面の笑みが浮かびました。

(向かって左から私の娘(フクヲの曾孫)、フクヲ、スタッフの方、久子、隆文、私の夫)

こんなに楽しそうに笑っている祖父を見たのはとても久しぶりです。
とても嬉しかった半面、笑っているその目は、何だか残り少ない自分の人生を見通しているみたいに見えて、少し寂しく、悲しい気持ちになりました。
まずは2ヶ月後の92歳の誕生日、その次は新年、そしてできることなら来年の誕生日を迎えられるよう、長生きしてほしいです。

孫のマメコ記す

 

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