手術に向けて

29. フクヲのその後

その後、祖父フクヲの病状は落ち着いています。
一時は36kgまで減った体重が、点滴の力で41kgまで増え、顔もげっそりしていたのが、少し肉が付いてきて、元の祖父の顔に近づいて来ているような気がします。
ただ、一見元気に見えるのですが、主治医(夫)よると、左足の感染症が悪化してきたと言います。

せっかく元気になったのに、このままでは再び感染症により命が危険にさらされる可能性が高いとのことで、やはり足を切断するしか方法はなくなりました。
今の足の状態を伯父(隆文=フクヲ長男)が見て、手術を決意しました。

祖父も、「ここまで生きて来られたんだから、悔いはない。手術を受けて、車椅子に乗れるようになりたい」と言っています。
さらに最近では、「松葉杖をついて歩きたい」とか、「酒が飲めるようになりたい」(今は飲ませていないので)とまで言うようになりました。
一時危なかった時は、「ここまで生きて来られたんだし、悔いはない。だからもう何もしなくていい」と、投げやりになっていたのが、元気になった今ではとても前向きに考えていて、看護師さんたちもみんな「すごいね~」と驚いていました。

何といっても92歳で、手術には相当の危険が伴いますが、祖父のこの気力で何とか乗り切ってくれると信じています。

手術日は12月11日です。

孫のマメコ記す

 

コメント

  1. akari より:

    大変な手術と思いますが頑張ってください。ご長男ご夫妻がおじいさまとおばあさまの手を取って励まされている様子を拝見し、フクオ様きっと良くなると感じさせられました。同年の親を持つ者として祈っております。

  2. Katsu より:

    羽幌炭鉱を検索中訪問させて頂きました。
    ブログ中の写真に希良(きら)さんと叔父の名前を見つけ懐かしさのあまりコメントを書きました。
    叔父は数年前脳卒中で倒れましたが、車椅子で外出するまでに回復しました。
    フクオさまのご回復を祈念しております。

  3. nabesan より:

    フクヲさん、意欲を持つほど回復されたのですね。今度の手術も、きっと乗り越えられることでしょう。うまくいくように祈っております。

  4. マメコ より:

    ☆akariさんへ
    ありがとうございます。
    足切断の手術はかなりリスクを伴うものなので、本当に手術が無事に終る事だけを祈っています。

    ☆katsuさんへ
    コメントありがとうございます。
    私の母(フクヲの娘)に希良さんの事を聞いたところ「知ってる知ってる!」と言ってました。
    祖父(フクヲ)の上司で、家もすぐ近所だったようです。もしかしたら叔父さんとも知りあいだったかもしれませんね!

    ☆なべさんへ
    本当にすごい精神力だなと家族みんな感心してみています。
    ここまで前向きに生きようとしているので、私も大丈夫だと信じています。

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