22. 転職・羽幌炭砿

22. 転職・羽幌炭砿

羽幌炭砿(築別炭砿)(6) ~北海道・羽幌編1-6~

石炭業界の衰退始まる 終戦となった昭和20年より國力の回復は石炭からという掛声と共に、海外引揚者を吸収し、これに答えて来た炭砿も世界の状勢の変化により、衰退の兆候が出初めて来たのは昭和37年項からであった。 これは炭価の安い外國炭の輸入...
22. 転職・羽幌炭砿

羽幌炭砿(築別炭砿)(5) ~北海道・羽幌編1-5~

羽幌炭砿の隆盛時代となる 昭和30年には、築別、羽幌両鉱業所共、順調な出炭を続けるようになり、この名も知られなかった羽幌炭砿が大手の北炭、三井、三菱、住友、太平洋の5炭砿と肩を並べるまでに発展したのである。 それで羽幌炭砿では、その...
22. 転職・羽幌炭砿

羽幌炭砿(築別炭砿)(4) ~北海道・羽幌編1-4~

稲村氏羽幌砿業所耺員となる やがて昭和26年ともなり、羽幌砿業所本坑も坑内進展と共に坑内技術耺員数も不足となった項、私は茶志内炭砿より来た砿員から、ふとした機会に稲村氏が茶志内炭砿の坑内請負作業で木内組という組の坑内係員をやっていることを...
22. 転職・羽幌炭砿

羽幌炭砿(築別炭砿)(3) ~北海道・羽幌編1-3~

築炭より曙に移住する 永かったこの築別の雪に埋れた山中にも5月ともなり春爛漫の季節がやって来た。 会社の方は開発作業も進み、出炭開始の時が近づいた為、三毛別の砿務課も耺、砿員共、増加し、約50名を越える人員となった。 思えば私が、...
22. 転職・羽幌炭砿

羽幌炭砿(築別炭砿)(2) ~北海道・羽幌編1-2~

三毛別の歴史 三毛別と云う所は、大正の中項、富山県より移住した人々が戸数12、3戸で夏は米、野菜作りをし、冬は農林署の木材伐材作業に從事している人々であった。 商店は1軒もなく、物資の購入は総て羽幌の街まで行かねばならず、入...
22. 転職・羽幌炭砿

羽幌炭砿(築別炭砿)(1) ~北海道・羽幌編1-1~

古田氏羽幌炭砿に就耺する 古田氏とは隆文が誕生してから会うこともなく、疎遠になってなっており、季節も何時しか10月ともなっていた。 ところが思いがけなく住所は羽幌町築別炭砿で古田氏より来信があったのであった。 その内容は現在羽幌炭...
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