花見

29. フクヲのその後

その後の祖父フクヲは、発熱が続いたり、呼吸の状態がよくなかったり、最近になって薬を飲めなくなったりと、あまりいい状態ではありません。
会話もほとんどできなくなってしまいました。

今日は以前から伯父(隆文=フクヲ長男)が希望していた「お花見」が実現しました。
外出許可をもらい、ほぼ寝たきりの状態となった祖父を、スタッフの方々総出で車椅子(リクライニングできるやつ)に移動させてもらって、祖母久子、伯父、母(優子=フクヲ長女)、私(孫その1)家族、妹(孫その2)家族で、病院の近くの公園に行って来ました。
祖父が外に出るのは、去年10月に今の病院に入院してから初めてのことです。

公園の入り口の桜を見せているところです。

祖父は目を開けて桜を見て、「桜見れてよかった」と言っていました。
いつもは声を出しても、なかなか聞き取れないのですが、この時ははっきりと喋っていました。

フクヲ、隆文、優子の親子3人、桜の木の下にて。

この連休中はとてもいい天気で、桜も散り始めていて、この木は葉桜になりかかっていました。

祖父の体調はやはりあまりよくなく、外出中もほとんど眠っていたような状態だったので、20分ほどで戻って来ました。

「お花見」から帰って来て、皆に「よかったねえ」と声をかけられているところ。

今日は午後から天気が悪く、肌寒かったのですが、祖父が外出している間だけ、何故か急に雲と風がなくなって暖かくなり、絶好のお花見日和となりました。
(↑実は私が強く念じたおかげです…w)

これが最後になるかもしれない「お花見」ができて、今日は本当によかったです。

孫のマメコ記す

 

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